【噛み締め】京都市 烏丸で鍼灸、波動療法、サイマティクスセラピーをお探しならラサルーテ
臨床でよくお聞きするのが噛み締めでお困りの声。噛み締めが主訴でお越しになる方は多くはありませんが「噛み締めがあるのでは?」とお聞きすると「噛み締めがある」またはそれに伴う顎関節の痛みでお困りという声をよくお聞きします。
そして多くの場合、歯科で治療を受けておられたり、歯科へ行かれた際に奥歯がすり減っているから噛み締めがある、矯正が必要、マウスピースが必要と言われたという方が多ようです。
噛み締めはなかなか治らないと思われている方が多いようですが、一般的な治療では起こっている現象のみを対象にするので難しく感じてしまいます。
東洋医学は起こっている現象よりも、根本的な原因と働きの異常をターゲットとするため、噛み締めはそんなに難しい症状ではありません。
働きの異常は単純です。筋肉を収縮させる働きが無意識下で過剰に起こっている、ということ。
東洋医学では組織や筋肉、血管などを収縮させる働きは五行の木に属するところの肝臓胆嚢が担うとされています。また顎関節は胆嚢の経絡(気が流れるルート)が司る場でもあります。
肝臓胆嚢の気が高ぶることによって無意識下で過剰な収縮を起こすというのが噛み締めなのですが、
肝臓胆嚢の気が高ぶる原因はいくつかあります。
1、イライラ、怒り
2、セカセカ落ち着かない、時間に追われる
3、緊張を強いられる、生真面目過ぎる
4、貧血傾向
5、寝不足や昼夜逆転の生活
6、目の使い過ぎ
などが主な原因です。
これらの原因のうちどれに該当するかを見極め、それに対処するよう養生を行うことで過剰な収縮が起こらないように働きかけます。
治療は
◉肝臓胆嚢の気を鎮静させること
◉収縮に対して弛緩させる働きを担う消化器系の気を活性化すること
◉血を増やす
などを目的にそれぞれに適したツボを用いる、また適応する周波数を共鳴させて気の流れを整えることで治療します。
セルフケアとしては、
◉気の高ぶりを抑制するため足湯を行い副交感神経優位に導く
◉整気呼吸で副交感神経優位に導く
◉睡眠をしっかりとる
◉目の使い過ぎに注意する
◉過剰な運動などは交感神経優位となり収縮傾向が強くなるためなるべく控える
◉アルコールや糖分は気を昂らせるため控える
◉酸味のものを控える
などが必要な養生となります。
マウスピースは歯のすり減りの予防になりますが、上下の歯の間隔が広くなるため収縮を強めてしまうこともあり、かえって顎関節の痛みが強くなるケースもありますので合わない場合は無理にお使いにならずに、
収縮してしまう働きの方を改善するため、リラックスすることを心がけて頂くのが良いかと思います。
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