【肩凝り(1)】凝り方で原因と対処法を知る 京都市 上京区 烏丸で鍼灸、波動療法、サイマティクスセラピーをお探しならラサルーテ

肩コリは内臓の不調や自律神経の異常を教えてくれるカラダからの有難い信号であり、警報器と考えてもいいでしょう。

凝り方や凝る場所によって、働きに異常を起こしている臓器や問題がある生活習慣などが分かります。
肩コリが教えてくれているカラダの異常を知り、その原因を知り、原因を無くすことで肩凝りもなくなりますし、大きな未病を防ぐことにもなります。

肩凝りは警報器

肩コリがひどいと通常は整骨院やマッサージなどに行って揉んでもらったり、低周波治療器を当てるなどが一般的でしょう。

でも肩コリは未病を教えてくれているのですから、揉んだり刺激するだけでは根本的には治りません。

それだけではなく、原因が肩にはないのですから不必要な刺激を与え続けるとかえって筋肉の繊維が傷ついたり、知覚神経が鈍くなったりして悪化したり慢性化することも稀ではありません。

細かい仕事を続けたり、普段しないようなことをして肩の筋肉を使い続けた場合は凝りが起こるのは当然です。この場合は軽い刺激をしてあげれば自然に回復します。回復しない場合はやはり身体の内に問題が起こっている、ということです。

従って肩コリは「筋肉を揉んで治す」ものではなく、「その根本的な原因を探り、それに見合った対処をする」ことで治す、ということがカラダが求める自然治癒ということになります。

そして内の異常が解消すれば肩こりは必ず消失するはずです。

肩こりの原因は姿勢だけではありません

肩こりといえば一番に思い浮かぶのが姿勢ですね。姿勢が悪い、骨が歪んでいる、血流が悪い…と言われるととても納得できるのではないでしょうか。
それはこれらが物理的理由だからです。一般の方でも分かりやすいから納得してしまいます。

でも前述の通り、このような物理的原因の肩凝りならその部分に物理的刺激を加えればおおよそ回復します。

慢性化した肩コリには物理的なもの以外の原因が存在するということなのです。

気が上がると肩が凝る

では物理的な原因以外ではどのような原因が考えられるのでしょうか?

筋肉は脳からの指令を受けてその収縮の具合や弛緩の程度を決定しています。この指令は神経によって伝達されます。この神経の情報伝達に異常を起こすと凝りの大きな原因になります。

ストレスや精神的不安定が強く、脳からの指令そのものを上手く発信できない、肩コリは治らないもの!という潜在意識の刷り込み、なども大きな原因になります。

東洋医学的には「氣が上がっている」状態、言い換えれば自律神経の異常、交感神経の興奮が続いている状態と考えられます。

これらの原因は「物理的異常を診る」西洋医学では認識されにくいため、「働きの異常を診る」東洋医学の診断などを受けるとご自身に該当する原因が見つかりやすいと思います。

肩コリで起こっている現象は「知覚神経異常」「筋肉の過収斂」「血管収縮」
肩コリに起こっている現象を大まかに分類すると、

◯知覚神経の異常
◯筋肉の過度な収縮
◯血管の収縮、血流障害

などがあります。

これらはおおよそ、どのような原因の肩コリにも起こっている現象でしょう。

これらが起こる共通原因、それが自律神経のアンバランスであり、中でも継続的な交感神経興奮が圧倒的に多いと考えられます。

従って「自律神経を安定させること」「交感神経の興奮を抑えること」が肩コリを根本的に治すための大きなキーワードです。

これが肩コリを起こしている原因の土台を整えることになります。

なぜ自律神経が乱れるのか?

自律神経の乱れる理由は人それぞれ異なります。誰一人同じ遺伝子の人間はいませんし、同じ環境で生活しているわけでもありません。治療には「個」を見ることが重要です。肩コリを治すには、自分に当てはまる原因を見つけていただくことです。

症状から原因を推測する

 突き上げてくるようなイライラするような凝り
怒り、ストレス、氣逆が交感神経を優位にし、筋肉の過剰な収斂を誘発→足湯や呼吸法、瞑想などを行う。アルコールを控える。睡眠を増やす。目を使いすぎない。

三陰交、行間、臨泣、曲池などを刺激しましょう。

重くだるいコリ 

知覚神経の鈍麻から起こることが多く、飲食過多、湿邪(湿気の多い場所で生活しているなど)などにより起こる→軟便傾向あり、飲食を控えめにしましょう。

太白、太淵、豊隆、合谷などを刺激してください。

痛みを伴う 

冷え、貧血傾向、氣血の詰まりや滞り(充血、うっ血)、心配や不安による緊張・収縮などにより起こる→有酸素運動、半身浴、生姜・シナモン・大葉など、氣を巡らせカラダを温める成分を摂取。

三陰交、血海、内関、陽池、三里などを刺激してください。

当院ではこれらの原因を東洋医学的に診断して必要な治療を行います。

0コメント

  • 1000 / 1000